消費税8%前に焦ってマンションを買って大失敗!

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手狭になった賃貸

 

私達は2011年に結婚し、それを機に世田谷区の某地区(決して高級住宅地ではないが、住環境は良い地域)へ引っ越しました。そこは賃貸専用マンションでしたがとても住み心地のよいマンションでした。引っ越して少ししてから子どもが産まれ、ご近所にママ友さんが出来、充実した日々を送っていました。

 

とはいえ賃貸用のマンションなので部屋は狭いのに(1LDK54㎡)家賃は高い(20万+管理費)。3人家族では手狭になってきてしまったのです。

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増税前にマンションを探す

 

「ホテルライクな新築マンション」

 

ホテルライク、なんと素敵な響きでしょうか。いくつかモデルルームを見に行きましたが、本当にホテルライクなんです(と当時は思った)。子どもが女の子だったこともあり「セキュリティがしっかりとしたマンションがイイ!」と鼻息フンフンに「早く新しいいマンションに引っ越さないと!!」と思いました。

 

そして2015年まだ事業もあまり軌道に乗っていない頃(夫は個人事業主だが、この時は一時的に正社員だった)、「消費税が上がる前にっっ!」と焦って2LDKのマンションを山手線の駅徒歩圏内に購入しました。ちなみに頭金なしのフルローン。土地勘もあまりない場所だったのに、「ここなら駅から近いから価値が下がることもないし、賃貸に出してもすぐに借り手は見つかるだろう」という思惑の元に、です。その為、何を思ったか広さは60㎡くらいの住んでいた賃貸マンションの広さとあまり変わらない大きさの部屋を購入しました。

マンション購入激しく後悔

 

マンションを購入してからは後悔の連続でした。その理由は・・・

 

  1. 土地勘のない場所で孤独な育児をすることになってしまった
  2. 住環境が好きではない、目の前が幹線道路でうるさい
  3. 部屋の広さや間取りばかり気にして、共有部をしっかり見なかった
  4. 入居前のオプションをよく見なかった
  5. 車を買い替えようとしたら駐車場の空きがなかった

 

などなど・・・。

 

1、土地勘のない場所で孤独な育児をすることになってしまった

 

なぜ賃貸で住んでいた場所周辺のマンションを買わなかったんだろう?(そもそも世田谷のあの辺はマンションがほとんど建たなかったのですが・・・)。何度も思いました。子どもがいなければどこに住んでいてもあまり関係ありません。

ですが、子どもがいると行動範囲はかなり狭まります。しかも2~3歳くらいのお友達と遊びたくなってきた年頃にずっと2人でいたので辛かったです。ママ友さん達はみんな以前住んでいた場所にいましたから。

 

2、住環境が好きではない、目の前が幹線道路でうるさい

 

住環境って大事ですね。購入したマンションは前が大通りでよく言えば都心に近く色々な場所へのアクセスはとても良いのですが、悪く言うと1日24時間ずっと車が走っています。幹線道路沿いなので緊急車両も良く通ります。また、あまり気にしていなかったのですが今までとは違うスーパーが自分に合わない…。

スーパーとの相性ってないですか?他にもファミリーレストランや細かい雑貨、ドラッグストアなど・・・生活に必要な物ほど都心にはあまりなかったんです。小さい子連れの身として生活しやすい場所では決してなかったのです。

 

3、部屋の広さや間取りばかり気にして、共有部をしっかり見なかった

 

おそらくマンションを選ぶ人の大半が自分が買おうか迷っている部屋の間取り、広さ、方角、価格、この辺りの情報を重点的に見ると思うのです。私もそうでした。より広く、より部屋数が多く、より日当たりがよい方角、そして価格・・・そんなことばかり。でもマンションの場合、共用部も自分達の家の一部と考えるべきです。というより、自分が払うマンションのお金はほとんどこの共用部に払っていると考えて良いと思っています(割と本気で)。これは、後に注文住宅を建てようと思って色々調べてからわかるようになってきたことですけどね。

 

管理費にも不満

 

また、『管理費』にも色々と不満が…。購入する時はあまり気にしなかった管理費ですが、よくよく考えると世帯数が多い割には安くないんです。大手デベの新築マンションは大抵管理会社も同じ系列の会社で、当マンションも同じように大手デベと同系列の管理会社でした。管理会社は後々別の会社に変えることができますが、住民の3/4の同意が必要です。みんな面倒だろうし、月々の払いがちょっと安くなる程度のことでいちいち他の管理会社に変えたいと思う人はすくないでしょう。

色々精査してみると案外自分に必要な部分の管理費って微々たるものなんだなと思いました。まぁゴミ置き場とエントランスの掃除や植栽についてはかなり助かるんですけどね。

 

4、入居前のオプションをよく見てなかった

 

新築マンションには入居前に決めることができるインテリアオプションがあります。

例えば、造作の食器棚、床のコーティング、ベランダのタイル、エアコン、照明などなど…。これらにお金をかけるかかけないかで豪華さがダンチに変わります。ちなみに、ホテルライクなモデルルームはこのオプションが満載です(笑)。モデルルームと同じ部屋が5,000万円で販売されるとしたら、モデルルームは下手したらプラス300万円くらいのオプションがついていると思って良いと思います。

マンションを買ったばかりの時は何も考えず、「オプション?高い高い。いらない。自分でやるからいい。」と全く考えていませんでしたが、後から家具を探すのが本当に本当大変でした。

 

5、車を買い替えようとしたら駐車場の空きがなかった

 

正確に言うと空きはあるのですが、ハイルーフサイズの駐車場の空きがないのです。これは都心のマンションでよく起こる問題らしいのですが、新築マンションのデベロッパーはどこも駐車場の数を決めるのに苦慮していると聞いたことがあります。マンションの駐車場はタワーパーキングで、普通サイズ(全高約1.5m)は数台空きがありますが、ハイルーフサイズは空き待ち状態で、空いても抽選です。せっかくマンションを(賃貸ではなく)購入したのに好きな車も買えない、維持できない、という理不尽さ・・・。「停められる駐車場があればいい」くらいにしか考えていなかったあの時の自分・・・かなり後悔しました。

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マンションの管理組合は面倒なことが多い

 

賃貸の時は特に気にしたことがなかった管理組合。マンションといえば管理組合。中古マンションは管理を買え!なんていう人もいるくらい、重要な要素です。

 

だって、どんな豪華な共用施設、例えばプール、温泉、フィットネスジム、ライブラリー、キッズルーム、パーティールーム、BBQ場などがついていても、デベは売っちゃえば終わり、その後適切に管理運営していくのは他でもない管理組合(と自分達)ですからね!

私の勝手な想像ですが、新築マンションを買う人で管理組合の事を理解しないまま購入する人って結構いる気がします。(私だけ?)

マンション購入、何をもって”失敗”と判断するのか

 

私たちが購入したマンションは買った直後に値上がりしました。他人から見ればそれは”成功”なのかもしれませんが、3年間も悶々としながら生活した日々のことを思うと、やはりこのマンション購入は失敗だったと判断しています。

ただ失敗ばかりではありません。経験という意味では、この後の新たな住まい探しに大いに役に立つことになるのです。

個人的にマンションの購入で成功か失敗かどうかは他人の意見はどうでもよくて「本人が満足しているかどうか」これに尽きると思っています。

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