不動産会社の探し方がわからない
やはり餅は餅屋に、不動産は不動産屋に任せた方が早いんですよね。もちろん元々そのつもりでしたが、探し始めてまもなく不動産業者に依頼することにしました。
☆ネットで探した記録↓☆
皆さんはマンションや土地を探す時、まず何をしますか？おそらくほとんどの人は不動産検索サイト、スーモ（SUUMO）などで検索するのではないでしょうか。我が家もそうでした。 どの不動産業者に登録していいのかもよくわからず、とり[…]
都内には大手のチェーン店舗から個人の店舗まで、ものすごい数の不動産屋があると思います。その中からどうやって土地探しを依頼する不動産屋を見つければいいのか、私達素人にはよくわかりません。だいたい入り口はSUUMO（スーモ）などで検索して気になった物件などの問い合わせからだと思います。その物件に載っている番号に電話してみます。
「この物件はまだ募集していますか」
「確認してから折り返し致しますのでお名前とご連絡先を教えて頂けますか」
と、連絡先を聞かれます。ほぼ100％聞かれます。すでにわかっていたとしても「あーもう売れてますね」ではそこで電話を切られて終わりなので…。
その物件がまだ募集中であればそのまま勧めるだろうし、既に売約済みだったとしても
「他にもご紹介できる物件は多数あるので。もしよろしければ詳しくお話しをお伺いしたいので一度店舗に来ていただけませんか？」
という流れになります。
そこで店舗に行くと名前、住所、連絡先、職業、物件の種類、場所、購入時期、などなど根掘り葉掘り書かされます。不動産屋の方も買う気のない客を相手にしていても時間の無駄なので、まずこちらの本気度を測ってきます。もし自分が営業マンなら『子どもの進学のタイミングである半年後までにどうしても買いたいという1部上場企業の正社員』と『土地っていくらくらいするのかなんとなく見に来ただけなので職業は内緒』という2人がいたら、当然前者の方に積極的に営業かけたいと思いますよね。
そのままその店舗に登録して、担当の営業マンに探してもらうのも良いと思います。が、、、その営業マンが微妙な営業マンだったら…。安い買い物じゃありません、担当営業マンは相性の良い人を選ぶべきです。
不動産屋の”良い営業マン”ってどんな営業マン？
中古マンション探しの時から土地探しの時まで、私たちは数人の営業マンに物件を紹介してもらいました。
マンションの営業マン2人
- 大手チェーン店舗の営業マンAさん
- 別の大手チェーン店舗の営業マンBさん
土地の営業マン3人
- 地場密着系の不動産会社の営業マンCさん
- 別の地場密着系の不動産会社の営業マンDさん
- 別の地場密着系の不動産会社の営業マンEさん
どの人もそれぞれカラーがあります。
マンションを探していた時
中古マンション探しの時お世話になったAさん。ちょっと失礼な言い方ですが、Aさんはとにかく『数打ちゃ当たる』という営業方法で、しょっちゅう電話をかけてきて「これどうですか？とにかく見に行ってみましょう！」と結構な数の物件を見に行きました。こちらが気になった物件も嫌な顔一つせずすぐに内覧の予約をとってくれましたし、図面や修繕履歴などもすぐに送ってくれました。
が・・・さすがに何軒見ても「うーん」という微妙な反応しかしない私達…。Aさんもさすがに「こいつら買う気あんのか！？」と思ったのでしょう、だんだんとフェードアウト状態になっていきました。
そんな中、かなり前に登録していた不動産会社の営業マンBさんから連絡が。
☆コチラの記事↓を参照してください☆
増税前に焦って新築マンションを購入しました。。しかしそもそも気に入って買ったマンションではないので住んでいても欝々とした気分は一向に晴れず・・・。新しいマンションを探そうという話になりました。 ☆賃貸から新[…]
この記事の『「ここだ！！」という運命のマンションに出会う。が・・・』という項目に書いた頼りない営業マンとはこの人のことです（笑）。彼が紹介してきたマンションは私たちの希望に95％くらい合致していて、本当に喉から手が出るほど欲しかったのですが、この記事に書いた通り成約には至りませんでした。
Bさんはですね～・・・頼りないというか、私たちがかなり欲しがっていたのに「この物件は難しいかもしれませんね～」「人気ありそうですからね～」などと毎回後ろ向きなことばかり言うんです（汗）。もしかして「あんたらの予算じゃ買えないよ」と暗に言われているのかなと思いましたが（値下げ交渉をしたいとも言ったので）、その欲しかったマンションは終わってみれば私たちが提示した金額よりも低い額で売買が成立されていました・・・・・。ただ単にやる気なかっただけ？？
そもそもこちらの味方になってくれない営業マンに任せられるわけがありませんね。
土地を探していた時
土地に関しては、最初から大手ではなく地元密着系の不動産屋に頼むつもりでした。HMから教えてもらった世田谷区の土地売買に強い不動産屋X社を紹介してもらい、そちらにお願いしました。X社の営業マンCさんは育ちの良いお坊ちゃんという感じの青年で丁寧に淡々と土地を紹介してくれました。本当にただ淡々と…。
X社は確かに世田谷区に強かったのですが、紹介される土地はX社のある場所の周りの土地ばかりでした。私達はどちらかというとX社の隣の隣の駅の周辺で探していたので（それもCさんに伝えてあったのですが）・・・。X社から紹介される土地は良い土地ばかりだったのですが自分達が一番希望していた場所ではなかったので毎回決められませんでした。
次に別のHMから紹介してもらったY社。Y社にいって登録した時に話した営業マンから翌日物件を紹介してもらいました。ところがその1時間後くらいにY社の別の営業マンDさんから全く同じ物件を紹介されたのです。「先ほど別の営業さんからご紹介いただいた物件ですけど？」と言うとDさんは「お客様の情報を社内で共有してるんでー」と言っていました。（社内のデータベースをレインズのように共有しているだけ？という印象）
それからDさんから何軒も物件を紹介してもらいました。一番紹介してくれたのはDさんだと思います。ですが…Dさんは一度も会ったことがない上に、話をしていてもなーんか合わないんですよね。私の言うことに対して毎回必ず否定されるのも納得がいきませんでした。
Dさん「この物件どうですか？」
私「うーん、もう少し広さが欲しいですね」
Dさん「えぇ？そうですか？結構広いほうですよ。」
や、
Dさん「かなり良い土地が出ました」
私「少し価格が高いと感じます」
Dさん「そんなことないですよ～。この辺でこの価格なら妥当だと思います」
このような具合で、毎回話をする度に「もういいじゃん～。ここで決めちゃえよ。」という心の声が聞こえてくる気がしました（笑）
そんなDさんに紹介された土地を見に行った時に、たまたまそこに建っていた立て看板を見て電話したのがZ社です。Z社は世田谷区全域をカバーしている不動産会社で、電話に出たのは営業マンのEさんでした。Eさんは始め話し方がチャラい感じがしたのですが（失礼）、話していく内に色々とアドバイスをしてくれ、そのアドバイスも納得がいくものでした。Z社は世田谷区の土地に強いこと、とりあえず紹介したい物件が２軒あるとのことでEさんと会ってみることにしました。
地元密着の不動産会社
Eさんは・・・とにかく不動産が好きな不動産マニアでした（^^;）。特に世田谷区が大好きで、世田谷区の事は隅々まで知っているんじゃないか？と思う位ものすごい知識をお持ちなのです。また、彼の営業スタイルは「買わせよう買わせよう」とはせず不動産が好きなのでその好きな気持ちを私達にアドバイスという形で伝える、という姿勢でした。ですから、”私達が一番どうしたら良い土地が買えるか”ということを常に考えてくれているのがわかりました。何より不動産が好き、というのがとても好感を持てました。
Z社が持つ未公開物件をEさんに紹介してもらった
とりあえずZ社が持っていた未公開物件2軒を紹介して頂き、見に行ってきましたがとても良い土地でした。でもどうしても一番希望をしていた駅の隣の駅だったので（2軒とも）夫が渋い顔をしています…。希望していた駅からも徒歩圏内で、私は良いと思ったんですけどね。
ちなみに、未公開物件とは・・・ここで敢えて説明しなくても検索すれば大量に出てくると思いますが、簡単に説明すると売主が不動産屋と専任契約を結んでからレインズに載るまでの約5日～１週間の間の物件ということです。
（既にご存知かと思いますが）営業マンが「不動産業界の人間だけが見れるサイトがあるんですよ～」なんて言っているのはレインズのことです。
REINS
https://system.reins.jp/
※アクセスしても中は見れません
不動産屋は売主から「この土地売りたいんだけど～、お宅にお願いするわ」と委託されると ※両手（売主買主両方から手数料をもらうこと） 狙いのためにわざと他の不動産屋に教えないなんてことをする輩が昔は多かったらしいのです。
増税前に焦って新築マンションを購入しました。。しかしそもそも気に入って買ったマンションではないので住んでいても欝々とした気分は一向に晴れず・・・。新しいマンションを探そうという話になりました。 ☆賃貸から新[…]
※ こちらの、『不動産業界の悪しき習慣 “両手”』参照
ですので、法律で『レインズに載せて公開しろ！』と強制するようになったわけですね。ただ、その公開も委託されて即日というわけではなく、１週間のモラトリアムがあります。その間に業者は血眼になって買い手を探すわけです。だってそこで買い手が見つかれば両手できますもんね～。でも、本当に良い物件はまず業者がさっさと買っちゃうみたいです。その残りを、その不動産屋に登録している一般の人が紹介してもらえて、さらにそれでも売れ残ったらレインズに登録され、SUUMOなどに載る…という流れだそうです。つまりスーモに載っている土地は売れ残っている土地ということになりますね・・・。
だから地域密着型の不動産屋が良いと個人的には思います。また、不動産屋さんとその営業マンは物件紹介だけではなく、その後の売買契約、ローン契約、においても重要な役割を担っているので本当に本当に良い人を選んでください！！私たちはEさんに会えて本当に良かった・・・。（大手には大手の良さもあると思います）
結局この２軒の未公開物件は買わず、売れ残り物件を買うことになったのですがそれはまた後日・・・。
☆詳しくはコチラ↓☆
地元密着系Z不動産の不動産マニアの営業マンEさんに公開済み、未公開含めて数件紹介して頂きましたが、どれも自分達の中で８０点くらいでした。毎回「どれも悪くないんだけど・・・」という感想です。それでもEさんは根気よく付き合ってくださいました。 […]
