家を建ててから、不動産売買の話は過去のものになってしまいましたが、このブログを読んでいる人の中には今から土地を探そうと思っている人や、今現在まさに探している人もいるでしょう。
我が家はもちろんこれから自分達が住むための不動産を買う予定は全くありませんが、投資用不動産については少し興味を持っているので少しずつ勉強を始めている所です。
漫画でわかりやすく不動産業界の裏側を知る
そんな中、出会ったのがこの本↓
本の内容をサラっと紹介すると・・・
1000の言葉の中にせいぜい3つくらいしか真実がないというほど嘘ばかり言いまくる不動産業界で、ひょんなことから嘘が付けなくなってしまった主人公が100%正直な事を言いながら営業マンとして成績を上げていく——
こんな感じですかね~。
いつも買っている楽天koboの電子書籍で1巻、2巻が5月11日まで無料になっていたので読んでみたのですが、面白かったのでそのまま8巻(連載中)まで買ってしまいました。
クロサギの原案者と同じなのです。所謂業界の裏側を暴露しているもので、ナニワ金融道の不動産版みたいな感じかな。(ちょっと違う?)。業界用語もバンバン出てくるので、途中何度かググりながら読みました。
こういった知識を得る系の漫画はたいていストーリーが微妙なことが多いのですが、この漫画はストーリーもそこまで悪くありません。劇的に面白いわけでもありませんが(スミマセン)。
この漫画を読んでいると、不動産業界の営業マンは腹黒悪人しかいないんじゃないか!?という気になってきますが(笑)、決してそんなことはないと思います。父も本業の会社経営とは別に不動産の会社も経営していますが、そんな悪どいことはやっていません(のはず)。
↑嘘がつけなくなる前の主人公。嘘つきまくりで営業成績トップだった。
不動産を買う前に読んだ方が良い
たとえこれから買おうと思っているのが土地であろうとマンションであろうと投資用物件であろうと、いや、売ろうとしている側でも、賃貸を探している人でも、一読して損はないと思います。主人公は営業マンなのですが、土地もマンションも売買も賃貸もやるので色々なテーマが出てきます。不動産取引は法整備も不十分な部分が多いし、日々状況や市場が変化していくので数年後に読むと既に内容が古くなってしまうと思います。ただ、たとえ過去のことでもこれから不動産に手を出すなら知っておいたほうがよいです。
そしてこの漫画を読んで再認識しました。
ということを・・・。
私達はたまたま良い営業マンに出会うことが出来ましたが、今から思えば取引をしなかった営業マンは話していて違和感があったんですよね。
不動産会社の探し方がわからない やはり餅は餅屋に、不動産は不動産屋に任せた方が早いんですよね。もちろん元々そのつもりでしたが、探し始めてまもなく不動産業者に依頼することにしました。 ☆[…]
とにかく良い事を言いまくって売ろうとプッシュしてくるのがわかるというか・・・。こちらが「う~ん」という反応をするとあからさまに笑顔がなくなったり(笑)
さすがに正直不動産の主人公みたいに100%本当の事しかいわない営業マンはいないでしょうけど(私が営業マンでもあんなことしない)、やっぱり誠実さが感じられない人に大きな取引は任せられません。
正直不動産で出てくるテーマ
今のところ8巻まで出ています。目次は以下の通り。
今から家を建てようと思っている人にとっては、囲い込み、建築条件付土地売買、埋蔵文化財包蔵地、フラット35・・・この辺りが気になる所ではないでしょうか。
甘く考えていた不動産投資
夫は新卒の頃から度々「投資用マンションを買いませんか?」という営業電話を受けていたそうです。ローンを組んで買うだけで後は管理を一括で任せれば買主は何もせず毎月収益を受けとれてしかも節税効果もある!と力説されたそうです。
夫は自分の得意分野である投資以外は手を出さないのでその時はスルーしていましたが、もしあの時マンションを買っていたら・・・今頃スルガ銀行でローンを組んで破たんしていたかもしれません(笑)
まとめ
「いまさら!?」という声が聞こえてきそうですが、私は最近までこの漫画を知りませんでした。
レビューサイトなどでは、不動産業界の人が「こんなこと今はどこもやってない」と書き込んでいましたが、他方、「この漫画に描かれていることはほぼ全て真実」という書き込みもありました。
漫画なので誇張されている部分もあると思いますが、その点も踏まえて是非読んでみることをおすすめします。