プラン確認、見積もり確認、その後ようやく1回目の打ち合わせです。
そこで新しい設計士Xさんが登場しました。テラジマAさんは大手ではないので、なかなかスタッフさん1人がべったりと担当になることは難しいのかもしれません。「あれー?前の設計士さん変わっちゃうの・・・?大丈夫?」と思いましたが・・・
この設計士Xさんが素晴らしい方ー^^
とりあえず何がどう素晴らしいのかは後程・・・。
契約後にスケジュールを確認
まず、これから実際に家が建つまでいつ何をするのか、施主は何を決めなければならないのか、それらが記載されているスケジュール表を渡されました。
詳しい日程を書いても良いかわからなかったので、とりあえず伏せてしまいました。
細かい3列で1か月なので、12カ月、1年間のスケジュールとなります。
注目して頂きたいのは『打ち合わせ』という項目です。
こんなに決めなきゃならないことが沢山あるなんて・・・。我が家はまだ間取りも100%決まっていないのに、1年で建つのかな・・・?と不安に(汗)
契約後2~4か月目の間に浴槽、キッチン、壁、床、トイレなどなど・・・決めなければならない事が満載です。水回り多し・・・つまりお金がかかる設備周辺で決めなければならないことが盛りだくさん。
新しく登場した設計士Xさんと打ち合わせ
新しい設計士Xさんは非~~~常に細かい方で、小さい所までコダワリを持たれています。
設計士Xさんのメモ書き。毎回かなり細かい所までチェックしています。
しかし何より私が”素晴らしい”と思った理由は・・・
『実用性』と『意匠性、デザイン性』という2つの観点から意見をくれる
ということです。
この二つは相反する物だと思っています。
(そして・・・どちらも兼ね備えているものはたいてい値段が高い!笑)
デザイン性ばかりにこだわってしまって実用性がなければわざわざ高いお金を払って注文住宅を建てる意味がありません。
新しい設計士Xさんは「コチラ側にコレがあると見た目は良いのですが毎日使うことを考えるとオススメできません」等と、日々の生活のことを考えて提案してくれるのです。
もちろん金額のことも。「コチラにするとかなりデザイン性は上がりますが、お値段がかなり上がってしまいます」といったように、むちゃな提案は絶対にしません。
このような提案の仕方、本当に本当に大事だと思います。
特に我が家は子どもがいるので、これから子どもの成長とともに部屋の使い方も変わってくるでしょう。いくら頭の中でシュミレーションを重ねても、実際に経験していないので良い着地点が見つからないことが多いのです。
設計士Xさんは過去の施主さんの意見や、住んでみた後の感想などを、実例をモニターに映しながら説明してくれます。
しかし、押し付けてくるようなことがなく、最終的にはこちら側の要望を尊重してくれます。
家の外観、雨樋が気になる??
2回目の打ち合わせの時に設計士Xさんが「ご相談したいことが・・・」とやや神妙な面持ちで話し出したので、一体なんだろうとこちらも身構えたのですが・・・
「実は・・・雨樋の位置が気になっていまして・・・」
と設計士Xさん。
ん?雨樋ってあの雨を下に落とす管のことですよね?
↑のような管のことですね。
いわく、
「雨樋が見えてしまうと綺麗じゃないので、できるだけ見えないようにしたいのですが、そうなるとどうしても一度ガレージの中を通ることになってしまいます。雨樋なのでガレージの中が水浸しになるようなことはないのですが、基本的に雨樋は外に出すものなので、(ガレージとはいえ内側に作るのは)嫌がる施主様もいらっしゃいます、、、もし大丈夫でしたらガレージの中を通して見えないようにしたいのですが、大丈夫ですか?」
とのことでした。
Oh….雨樋なんて気にしたことありませんでした。建築家ってこんなところまでこだわるのですね~。
もうそれ以来、街中にある住宅の雨樋ばかり気にしてみています(笑)。確かにどこの家も雨樋は普通に見えていますね。こういうデザインの細部については、もうプロじゃないとわからないですよね。
2019年6月追記:実際の建築にかかった期間
さて、ようやく建築&引渡が終わりました。
結局最初に打ち合わせした時のスケジュールとどのくらい差異があったのか?
だいたいスケジュール通りでした
去年の6月に打ち合わせが始まり、1か月後に解体工事が始まり、翌年の4月の末に入居しましたが、外構工事が全て完了するまでそれから1ケ月ほどかかりました。
なので、トータルで1年かかった感じです。1年って結構長いですよね^^;
設計事務所はこの長さが最大のネックかもしれません。