新しい家に引っ越してから約8カ月。旗竿地(竿の部分は他人の私道)に住んでみて気付いたメリットとデメリットを書いてみます。
地元密着系Z不動産の不動産マニアの営業マンEさんに公開済み、未公開含めて数件紹介して頂きましたが、どれも自分達の中で80点くらいでした。毎回「どれも悪くないんだけど・・・」という感想です。それでもEさんは根気よく付き合ってくださいました。 […]
購入した土地は私道の先にある旗竿地
旗竿地ってわかりますかね?前にもブログで紹介しましたが、一般的にこんな↓土地のことを旗竿地と呼びます。
竿の部分も自分の土地のパターン。
こちらは竿の部分が私道の旗竿地。我が家はコチラのパターン。この私道は自分の持ち分であったり、私道を使う人達で共有していたり、誰か1人の物だったりと色々ありますが、我が家の場合は私道の奥の家の人が1人で持っています。つまり、他人の私道を通らないとならない土地ということになります。
旗竿地に住んで感じたメリット
価格が安かった
この辺りでこの値段でこの広さの土地は絶対に買えないと思われます。価格の安さは絶対的なメリットです。我が家に来た人は「この広さだとかなり高かったでしょ!?」と聞いてきます(笑)
旗の部分は土地の形が良い
最近の都会の土地は、元々正方形に近かった土地を相続などで分割して縦に細長くして売りに出されていることが多いです。家が細長くなることによるデメリットは当然あります。
↑こんな感じでよく売りに出されていました
旗竿地の場合、旗の部分の土地は正方形まではいかなくても、4辺の長さがそこまで変わらないような綺麗な形をしていることが多いような気がします(色々な土地をみてそう思いました)。
我が家の場合も、土地の形が良い感じの四角形です。
プライバシーが確保される
旗竿地のメリットで良く言われることですが、実際住んでみて感じる一番のメリットはこれですね~。竿の先に接している道路は住宅街の中の道路のくせに、学校が多くある関係で昼夜を問わず人の往来があります。それはそれで子どもが通学する際安全なので助かっていますが、そちらの道路側は結構人の目が気になります。
旗竿地だと隣家からの目線が気になるかなと思っていましたが、うまく隣家からの目線をシャットアウトする造りにしていることもあり、まーったく気になりません。
とにかく静か
上にも書いた通り、竿に接している道路は人も通るしタクシーの抜け道になっていて昼間はそれなりに騒がしいです。
ところが、一歩私道の奥に入るだけで「シーーーーーン」。騒音度ゼロです。
家の気密性が高いのもあると思いますが、隣家の声や音など全く聞こえません。私道に入ってくる車は住人か新聞配達、郵便、宅急便だけなので夜は基本的にエンジンの音が聞こえることもありません。
ゆっくり駐車できる
これは旗竿地の形状によると思いますが、我が家の場合は竿の部分ではなく、奥の土地に駐車スペースがあるので(竿の部分は他人の私道なので当然ですが)、一度私道に入ってしまえば私道の中でゆっくりと車庫入れすることができ、駐車が非常に楽です。
通りに面していると間口が広ければ停めやすいとは思いますが、結構狭い車庫だと車庫入れに時間がかかることもあるでしょう。
旗竿地に住んでみて感じたデメリット
ん~~~~~~~「私の場合は」ですが・・・
です・・・。本当にないんです。
あえていうのであれば、将来的なリスクはあるかもしれません。例えば私道の所有者が相続などで代わった場合揉める可能性があるとか、売却を考えた時に売りづらいとか・・・。
私道の所有者はこの近所では有名な地主の一族の方なので、近所付き合いを大切にする方ですし、意地悪く揉めるようなことはないと思います(思いたい)。
どんな土地でも言えることですが、家を建てる土地は近隣住民が大事。実際に住んでみてよくわかりました。皆さんとても良い方ばかり。良い距離感も保たれていて、皆さん平穏に暮らしています。
まとめ
「間口が広い」「南向き」「角地」などの要素も重要ですが、実際に住んだ時のことをよくシミュレーションしてみた方が良いと思います。
土地の価値としては確かに道路沿いよりも旗竿地の方が低いと思いますが、毎日生活することを優先的に考えた方が良いです(転勤や引っ越し予定がある人を除く)。